ピアノ講師の音楽と日常にっき

横浜戸塚にてピアノを教えています。日々の出来事をゆるゆる~っと書いていきます♪

西洋音楽史6 『中世5 イタリア イギリス』

※過去の記事

西洋音楽史1 『古代』は こちら
西洋音楽史2 『中世1グレゴリオ聖歌』は こちら
西洋音楽史3 『中世2 民衆音楽』は こちら
西洋音楽史4 『中世3 オルガヌム』はこちら
西洋音楽史5 『中世4 ノートルダム楽派』はこちら

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●イタリアは出遅れて14世紀にようやく世俗音楽にて多声音楽を受け入れ始める。
フランチェスコ・ランディーニ〈グラン ピアント〉
https://www.youtube.com/watch?v=-4b-e2bqPio



活気あふれる旋律、輪唱形式で狩りの情景を表現している。
ゲラルデッロ・ダ・フィレンツェ〈トスト・ケ・ラルバ〉
https://www.youtube.com/watch?v=U76oTIQIgK8

イタリアはどちらかというと旋律に重きをおく体質にあるようです。




●中世イギリスは13世紀フランスのノードルダム楽派の多声音楽を取り入れ、
スコットランドで演奏されていた。


13世紀末〜14世紀初めごろ 輪唱形式の曲が作られる
〈夏はきたりぬ〉
https://www.youtube.com/watch?v=sMCA9nYnLWo



14世紀初め〜15世紀 〈キャロル〉が作られる
この時期、イギリス音楽は3度・6度を多用し、
今までの多声音楽のような平行な流れの多声音楽より、
縦の和音中心で組み立てられた音楽を作っていった。
そして、3声が基本であるが、曲の中で時には2声、1声・・
と変化を持たせていた。
youtubeが見当たらない^^;)


このように中世末のイギリスは、島国ゆえか、
和声中心の音楽は大切に守り続け、且つ大陸では時代遅れのことを
演奏し続け、さらに複雑にしていった。



●1337〜1453年、フランスとイギリス間での100年戦争が起こり、
フランスの敗北続きにより、イギリス音楽がフランスへ流れ込む。
これに一役買っていたのが、イギリス人作曲家〈ジョン・ダンスタブル〉です。
https://www.youtube.com/watch?v=L6giWShdxi4

このことにより、イギリス独特の和音の暖かさ、
美しい響きが大陸へ渡り、ルネサンス音楽の基礎となる。
しかし、この勢いは長く続かず、100年戦争の終末、
その後の国内戦争などにより、イギリス音楽は衰退してしまう。



長かった中世、これにてとりあえずおしまい。
もっと書くべきこともあるでしょうが、簡潔ではなくなるので、
それはそっちのプロに任せて笑、興味があれば本を読むなりしてみてくださいね(^^)



さて、次回からルネサンス期に入ります。

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ところで、中世とルネサンスの理論書による〈ハーモニー〉の定義の差が面白いんですよね。


14世紀初め 中世→高音と低音の数的比率
15世紀後半 ルネサンス→美しい響き(うーんシンプル!)


数から美へ。ルネサンス音楽の幕開けです(^^)

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